小林豊子きもの学院の汚れ・シミ

きもの豆知識
汚れ・シミ

                     

 

・ベンジン…きものの衿、袖口、裾の汚れを落とすにはベンジンが最適

                  です。乾いたきれいなタオルを下に敷いて、

                  ガーゼに上質のベンジンを含ませてたたくように、

                  またはつまみ出すようにして汚れをとります。

                  化粧汚れなどの軽い油性の汚れもベンジンで対処できます。

                  何度も使用したり、強くこすると色が落ちますので気をつけましょう。

 

・汗のシミ…霧吹きでできるだけ細かい霧をふきかけて、乾いたタオルで押さえて

                  湿気を取り、衣紋掛け(ハンガ-)に かけて

      風通しの良い所で陰干しします。

 

・泥はね…すぐこすらず、よく乾いてから軽くもむか、ブラシをかけてとります。

     しみこんだものは、固く絞ったタオルと乾いたタオルで挟み込むようにしてたたきましょう。

 

・食べこぼし…外出先での食べこぼしは応急処置として、ハンカチを水で濡らし、シミのついたところを

                     つまみあげてふきとっておきます。

                     ただし、牛乳など動物性タンパク質の食品や血液にお湯は禁物です。

 

あくまでも応急処置です。なるべく早く専門店にまかせましょう。

専門店に出す時は、シミ抜き・汚れ取りをするところにしるしをつけ、原因を知らせることが大切です。