浴衣は夏の風物詩。夏祭りには各地で年々、浴衣に親しむ人が増えています。
普段きものを着ない人でも、夏の日の夕涼みの時には、何となく着てみたくなるのが浴衣です。
そもそも…
浴衣はもともと麻を素材にした湯帷子(ゆかたびら)のことで、平安時代の貴族達が風呂に入る時にまとったもの
です。その後、風呂上りに汗取りとして着られるようになり、江戸時代、木綿の普及とともに一般庶民の夏の普
段着には欠かせないものとなりました。
種類としては綿縮(めんちぢみ)・綿紅梅(めんこうばい)・有松絞り(ありまつしぼり)・中形(ちゅうがた)な
どがあります。
きつけのポイント…
・ウエストにタオル、または腰パットで補正をすると汗取りにもなり気持ちがよく、帯結びの姿もきれいになりま
す。浴衣はだらしなくなりやすいので、スッキリと見た目にも涼しそうに着るよう心がけましょう。
・衣紋はだらしなくならない程度にゆったり抜き、裾線は足のくるぶし位の長さで!
やや多めにつま先を上げましょう。
・帯は半巾の単帯、材質によっては小袋帯でもOK!
・下駄は素足で履くので、自分に合った鼻緒を!
帯結び…
蝶結び・貝の口・文庫結び・片花結び など
アレンジ…
・帯結びに兵児帯を使うとボリュームもあり、華やかになります。
・長襦袢を着て、なごや帯を使用することでカジュアルなお出かけの装いになります。