<江戸時代> [皇女童形服(こうじょ どうぎょうふく)]細長姿(ほそながすがた)
皇女和宮(かずのみや)(仁孝皇女親子)が嘉永4年(1851年)、
「深曾木(ふかそぎ)の儀」で着用された細長の寸法書が遺されていて、
その寸法通りに復元しています。
皇女の細長は「誕生の儀」贈進に加えられ五歳の「深曾木(ふかそぎ)」で着用
される嘉儀用(女子装束)の一種です。
三歳の「髪置(かみおき)の儀」のあと長く伸びた髪を切り揃える祝儀ですが、
切るが忌み言葉であることから深曾木、髪曾木(かみそぎ)といい深批、深削とも
書かれます。